米誌、「Rainは誰にも止められない」

昨年末、米ラスベガスでワールドツアー初の海外公演を成功させたRainが、米国の雑誌で米市場進出成功に対し、その可能性を認められた。

 Rainのラスベガス公演が行われる直前に発行された現地の雑誌「ラスベガス・マガジン−ショービズウィークリー」は昨年末、Rainの現地公演に先立ち、彼の魅力と米国進出の成功の可能性について詳しく報じた。

 同誌は「Rainを止められない(Can't Stop THE Rain)」というタイトルの記事で、1960年代のビートルズローリングストーンズといったイギリスのポップスターたちが米市場を席巻したことに例え、Rainを前面に押し出したアジアポップ音楽界の米国進出成功を確信するとした。

 同誌は「1960年代のビートルズローリングストーンズに代表される英ポップスターが米市場に強い衝撃を与えたことを覚えていることだろう。今はアジア人の“進出”に備えよ。アジア占領は“Rain”として有名なチョン・ジフンという韓国のヒップホップ・R&Bシンガーが代表している」と書き始めている。

 続いて同誌は、Rainについてその魅力を詳しく紹介した。

 同誌はRainを「24歳のセクシーな韓国人シンガー」と紹介、「魅力的な唇、米を代表するR&B歌手アッシャーのような完璧な腹筋、そして深くて豊かな声を持つ」「“アジアのジャスティン・ティンバーレイク”と呼ばれ、北京から東京までコンサートチケットの完売旋風を次々と巻き起こし、アジアのステージを嵐のように荒らした。またRainは、MTVアジアで最も人気があり、彼の名声は今や、米国にも広がりつつある。誰も彼を止めることはできないと評されている」と伝えた。

 そして「Rainは米国で成功した初めてのアジア人ポップスターになろうとしており、すでにその道を歩んでいる。去年(2005年)、Rainは世界一大きな野外劇場ハリウッドボールを満員にし、今年(2006年)はニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでの公演チケットを2日連続完売させた。大変な熱気だった」と高く評価した。

 さらに「Rainは優れた俳優でもあり、すばらしいダンサーでもある。彼のスタイルは米国のR&Bシンガーより繊細かつソフトで、彼のダンスのほうが正確だ」としている。

 Rainは同誌の予想どおり、シーザーズパレス・コロシアムにおいて2日間で7600席をいっぱいにし、華麗な歌とパフォーマンスで米国人のハートをつかんだ。