銭ゲバ 第2話

いよいよ2話、本格的に本編が動き出しましたね。


意図的に緑の車にぶつかる風太郎の計画通りに、緑に近づくことができましたね(シメシメってか)


しおらしく「友達になってくれたらうれしいです」と持ちかけ、第1段階の計画成功(やったぁ〜)と思っている風太郎の白々しさが…そして、緑もノー天気に風太郎をクルーズに誘ってるし…(ーー;)


会話の中にさりげなく?自分が貧乏だったということをアピールする風太郎(汗)そういいながら周囲の反応を確かめている風太郎…(怖いっす)


白川君の500万円の時計が無くなってやはり疑われたのは風太郎。
どうするんだと思っていたら…久しぶりのパンツ姿!でも上は脱がなかったのねん(って何を期待してんだよ)でもまさか生ごみの中に…手を突っ込んで[m:246]海にポイっ[m:226]そして茜ちゃんのハートをつかんだ風太郎。


「暗い場所から見ると、太陽は眩しいんですよ。で、眩しいと人間は目を背けちゃうんですよ」


「どうして…」
「君の気持ちがわかったからだよ、俺もおんなじ気持ちだったし…共犯になりたかったんだよね…捨てちゃおうよ、こんなクソ時計、ね、で、忘れちゃいな、もうこんなことすんなよ…ね」


いよいよ、荻野兄ちゃんも動き出しましたね。風太郎をどこまで追い詰めることができるかな?宮川さんの執念の表情、気迫を感じますね。風太郎も泣きの演技で応酬しますが…。荻野が去った後の表情が何とも言えません。


「みたか、あいつの目…傷のない方の目だよ…あいつだあいつだよ、あいつが殺ったんだ」


という荻野さんの目も相当怖いですけど…[m:78]


伊豆屋で少しほっこりした気分になったような感じなのに…よりによって最悪の再会が風太郎に[m:57]


風太郎のパニックになった表情が…
父ちゃん、どうしようもないやつです、全く…。自分が見捨てたくせに風太郎に見捨てるのかって…まぁ、人間という生き物はどこまでも自分の都合のいい方に物事を解釈する傾向がありますから…。


いくらお金があったとしても、決して満足なんて得られない、あってもあっても心の渇望を止めることができない、一時期にでも幸せだった時があるからこそ、その後のお金によって翻弄されてしまった父親や母親、そして周囲に対する様々な思いが苦しみと憎しみとなって風太郎を更に責め続ける。


だからといって、お金を捨てることもできず、復讐をやめることもできず突き進むしかない風太郎…。


緑が仕事場にやってきた。仕事が終わった後、緑の車で三國邸に向かう途中

「さっきはごめんなさい」
「緑さんにとってはどうでもいい仕事かもしれませんが、僕はあれでお金をもらっているんで」
「ごめんなさい…」
「いいえ」


ここでもまた、身分の違いなどをさりげなくアピールする風太郎…


玄関に立ち、緑と会った時の事を思い出す風太郎…
「なんでだろうね、同じ人間なのに…」お母さんの言葉を思い出し復讐心をいま一度?


三國のお父さんは風太郎をみた瞬間、固まっていましたね。
風太郎もそんなことは計算済みだから…
お父さんも色々考えているんだろうけど、かなり緊迫したムードになってしまいました。トイレを借りるふりをして様子をうかがう風太郎。茜ちゃんに…


「ありがとう…嬉しいよ、すごく…君のそばにいられたらと思うけど…難しいみたいだね…僕はこんなだし(醜い傷があるし)わかんないけど、身分ていうか…違うしね、仕方ないよ、でも…君の気持ちは嬉しかった…ありがとう」


純粋な茜ちゃんの心を揺すぶるだけ揺すぶる風太郎[m:55]
こうでもしなくちゃ、このままだと家に入ることができないだけに必死です…よ風太郎。


「頼むよ茜、頼む…はぁ、こんなチャンス2度とないんだ…頼むよ」


頼みの綱は茜ちゃんだけだからこれが失敗したら次の段階に進めないから…必死の風太郎。

「そんな人じゃない!」
「茜、お前は騙されているんだよ」
「そんな人じゃないってば!」
「あの男のどこを信用しろというんだ!何を盗まれるかわかったもんじゃない」
「お父さん、言いすぎだよ」
「お前たちは分かっていないんだ、貧しさは簡単に人を悪に向かわせる」
「ひどい、お父さん!分かったって言ってくれたじゃない!」
「だがな、茜、よりによってあんな…」
風太郎さんは…確かにあたしたちと違ってお金を持ってないかもしれないけど、でも、だから何?あの人はね、あの人は自分の年収の高い時計を、あたしのために…あたしのために捨ててくれたんだよ!そういう人なの!お願い聞いてくれないなら、あたし死ぬから」


あそこまで茜ちゃんが言ったらどれだけ反対している三國のお父さんもぐうの音も出ないよね、嬉しくて仕方のない風太郎、でもそれを目撃したお手伝いさん…さて彼女の運命はいかに?


時々、昔の頃のことを思い出す風太郎、遠足の写真もお金がないためにお母さんに嘘をつく風太郎(まるで昔の自分を見ているようですが…)。でもそんなことより、まんまと三國家に入ることが出来る喜びで笑いが止まらないけど、私にはその大笑いしてる風太郎が泣いているように見えるんです。笑えば笑うほど、本当の風太郎の心は涙で溢れている、目がいつも笑っていて、声を出して笑っていても風太郎の目は泣いているように見えるんです。しかし、そんな風太郎の後ろにいつのまにか健蔵の姿が…怖い


そして家に入った風太郎は早速、茜にアプローチ開始します。
茜ちゃんに同情しているように見せかけ好意をもったように思わせ。耳をふさいで笑顔で自分の思いを語る風太郎の言葉は…


「俺は自分が醜いからさ、美しいものが好きなんだ…醜いものは嫌いだ、だからお前も大嫌いだ…見るのも嫌だ、寒気がする、でも、俺には緑さんを手に入れるのは難しそうだ、だから仕方なくだよお前の家の財産を全ていただくためにな…仕方なくな…じゃあなきゃ、お前の顔なんか見たくもない、銭のためズラ」


そして次に言う言葉が…酷い!酷いよ風太郎[m:246]でも心が純粋な茜ちゃんはさらに風太郎の嘘に気がつかず…(茜ちゃんはある意味、風太郎の痛みを一番理解しているのかもしれないけれど…)


そんな風太朗に忍び寄る健蔵の影…三國家の門の前で小躍りする健蔵、そして「風太郎、お前は昔から親孝行だったよな」でも妙に小奇麗な健蔵父ちゃん、性悪度は相当だけど。


瞬間瞬間に表情の変化とそれぞれに対する対応の変化、演技の中でさらにいくつもの演技をする風太郎と松山ケンイチ


撮影ではスタッフや周りの人たちに「松山ケンイチ出てこいや!(by高田延彦)」という言葉で撮影に臨む松ケン(撮影の雰囲気を和ませるために松ケン自身がそう言って読んで欲しいと言っているそうだけど、セクロボの時はアントニオ猪木さんの「元気ですか!」「ばかやろ!」をよく使っていたけど、いずれも気合入るよね〜。


さて、来週の3話も一体誰があの穴の中に入ることになるのやら?おそろしやぁ〜