自分の苦しみを苦しみぬこう!

北京に行っている間色んな番組をDVDに録画していたんだけどその中で「3年B組金八先生」のスペシャルが放送されていました。
その中で金八先生が素敵な言葉を言ってくれていました。
卒業生で性同一性障害を持つ鶴本直と2人だけどの授業*1での金八先生の会話。

〜中略〜
あれから3年、世の中が大きく動きました。昨年7月、戸籍票は改正され、この国は君たちにひとつ優しい国になりました。
では、何故戸籍票は改正されたのでしょうか?
これは直(=鶴本直)の前に直と同じ苦しみを持った人たちがこの世の中を変えたのです。では、それで、この国は本当に人に優しい国になったのか?違う、違うな。
新聞を開けば、或いは、テレビをつければ、無力な子供たちに対する大人の虐待、或いは、家をなくした少年少女が夜の街を彷徨い歩き、薬物に身を染めています。心を壊した青年は少女を誘拐して平然と殺害する。そんな事件が相次いでいます。
それを見て、「この国はもうダメだ!絶望だ!滅びるしかない!」そう嘆く人がいます。
でも、彼らもまた違う、違うな。
自分を変えようともせず、自分の不幸を人のせいにする愚か者たちです。
直、君が行って彼らに教えてあげなさい、自分の苦しみを苦しみ抜こう、自分のかなしみをかなしみ抜こう、それでやっと本当の自分になれるんだ、直、自分を変えられる人がこの世界を変えられるんです。

慰めの言葉や嘆きの言葉を言うのは簡単な事だけどそれだけでは何も変わらないし、人が変えてくれるような事でもない。相手を変えようとするのではなく、自分が相手に理解してもらうためにどう努力するのか?それは自分を押し付ける物でもないし、出来る事出来ない事を相手にわかる言葉(良く自閉圏の人の中で自分しか分からない言葉で話す人とかいますがそれでは相手に理解してもらえないと言う事を自覚し、学ばなければいけないと思います)でちゃんと伝える事が大事だと私は思います。その過程で相手を怖いと感じたら「怖い」と言えばいいし涙が出るなら我慢する事も無いと思う。それがありのままの自分を出すと言うことだと私は思う。自閉症でも我慢しなければならない事はあるし、だからと言ってそれは自分を偽っているわけでは無いんです。普通になる必要も無いし、宇宙人でも異性人でもないのです。そんな事を考える時間があったら社会に飛び込む努力をすればいいし、失敗を経験をすればいいと思います。

そんなこんなを考えているときにはるかちゃんが最近の自分について頑張っているなぁ〜良いなぁと感じたのでトラックバックさせてもらいます。
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自分が選んだんだからって思うと、この気持ちを精一杯受け止めよう、頑張って責任をとってみようって頑張れる気がするんですよね(^^)

今、こうして私たちが社会で試行錯誤していることが未来の子供や私たちに良い結果としていけるように、大変だけどお互いまずは自分のために頑張っていこう。

*1:2日後に鶴本直はいよいよ男性になるべく男性ホルモンの投与が始まると言う設定です