「この2人にはこれしかないやろう(byサンディ談)」

LaLaTVの「サンドゥ、学校へ行こう!」の最終回無事終了しました。(ドラマを知らない人ごねんなさいね)
悲しすぎるハッピーエンドだった。
冬のソナタ」を見て涙した人は多いみたいだけど、私は「冬のソナタ」を観てもホロッとした程度だったけど、この「サンドゥ」ではもう笑いと涙と切なさで今でも思い出すだけでも涙が出てきちゃいそうで必死で堪えていたりするんです。
サンドゥの生き方が自分とオーバーラップしているからかもしれないから余計感情移入してしまったのかもしれません。
でも、残念だったのは、やはり1時間と言う制限の中で大事なシーンをかなりカット*1されていることです。日テレ版がどのシーンをカットしたのか観れないので解りませんが、多分このLaLaTV版を観ていた人はきっとあのラストシーンを観て「やっぱ、この2人に残された道はこれしかないやろう」(2人の死*2)と感じたのではないでしょうか?
多分、手錠を掛けられた瞬間にサンドゥは死んでしまったんだ*3と思います。だからこそ刑事を振り切ってまでも最後に愛する人たちにお別れする必要があったのだと思います。でも、それはそれは悲しい別れです。多分ウナンのお母さんが一番そんなサンドゥの気持ちを理解してくれていたんだと思います。自分の愛する家族のために1人の男性の人生を苦しく辛いものにしてしまったというどんなに悔いても償えないものにしてしまった事を・・・。
そして、最後で「二度とウナンと離れるもんか!」といわんばかりに二人がしっかり抱き合って倒れている姿にサンドゥのウナンへの愛を感じずにはいられませんでした。こんな時にまでもサンドゥはウナンの事を気遣っていてきっと「ウナン、大丈夫僕が付いてるよ、もう離れないからね」ってあのシーンを見て感じた人は多いと思います。
でも、絶望のない世界での2人はとても幸せそうで、ようやく2人にとっての穏やかな生活を垣間見れて良かったのと、その幸せそうな姿を観るとまた涙が出てしまうんです。それまでの2人の長い純愛の成就が絶望のない世界だという事も思えばまた涙してしまいます。
最初、このドラマが始まる前「なんじゃ?今度始まるドラマは?*4」と全然意味も解らず「ケッ!」て感じだったのに実際見始めると回を重ねるごとに出演者の魅力に引き込まれ、ストーリーにも引き込まれそしてなにより主人公サンドゥを演じたジフニ(=ピ)の演技に引き込まれてしまいました。完全に「サンドゥ中毒*5」の仲間入りになっていました。
だって、コレってコメディドラマ(もち恋愛ドラマなんだけど)のはず?と思って観ていたのに最後は全然違うじゃないって・・・。
視聴者からの要望も強かったのか、LaLaTVさんも5月から「サンドゥ、学校へ行こう!」のノーカット版を放送してくれる事が決まって、ある意味コレでカットされた大事なシーンも再度改めてみる事が出来ると思うと今からとても楽しみです。本当にいいドラマでした。もっと沢山語りたいけ
ど語り尽くせないので・・・(当分は今録画しているDVDを観つづける事だろう・・・)

という事で最後にサンドゥとウナンからのメッセージ

人生が君を欺いても 悲しんだり憤るなかれ
苦難の日々を耐え抜けば 喜びの日が来る
愛だけが希望であると信じています
私たちに愛を教えてくれた方々を決して忘れません
私たちの愛を許してくれた方々を愛しています
絶望のない世界で ― サンドゥとウナンより ―

たかがドラマなんだけど、色んなことを感じる作品でした。

*1:韓国のドラマは大抵1話70分くらいあるのでどうしても日本で放送される場合、カットされるシーンが出てくるんです、だからいきなりシーンが変わったり作り手の意思が上手く観る側に通じない場合が多々あります

*2:でも、実はこの結末の解釈は観る人によって違うんです。その様に脚本家が変えたそうです。それは視聴者と出演者たちの切なる要望などもあってこういうラストにしたようですがカットされているのでLaLa版を観た人は多分2人は死んだと言う結論に感じる人は多いと思います、でも実際は本当にわかりません

*3:肉体的な死ではなく、もっと奥深い部分での

*4:だって、タイトルからして「サンドゥ、学校へ行こう」ってどうやねんってかんじでしょ?でも実はこの言葉には深い深い意味があったんですよね

*5:このドラマを観て嵌った人たちの事を韓国ではこのように表現しています