それでもボクはやってない(ネタばれあり)

本当に久し振りにreiちゃんと映画を観に行きました。
前回一緒に見たのは「2046」だから本当にずいぶんご無沙汰になっちゃいました(汗)
reiちゃんの仕事の関係と私のスケジュール(reiちゃんに限らずだけど、私の朋友の皆様にはいつも突然で申し訳ないっす)
今日はサンディの予定が事前にわかっていたし、reiちゃんの仕事のスケジュールで都合の良い曜日を聞いていたので予定を立てる事ができたんだけどね。

本当は昨年から「ディパーテッド」を見に行こうと言っていたんだけど上記のスケジュール関係で気がつけば上映時間の関係で私が月曜日に見に行っちゃったもんだから…。
今回何を観ようかと相談してreiチャンのリクエストを聞いてみたんだけど
「パヒューム」
「世界最速のインディアン」
「不都合な真実」
[rakuten:book:11980255:detail]
「それでもボクはやってない」
[rakuten:book:11992937:detail][rakuten:book:11962172:detail]
いずれもまだ来週から公開とか公開しているけれど時間帯があわない(夜の上映がないとかなど)でその中で「それでもボクはやってない」だけ時間的に見れそうな作品だったんです。

私も見たい作品だったしという事で今日はこれに決定!でもreiちゃんはあまり邦画はみないのを知ってるので今回のリクエストを聞いて「珍しいなぁ〜」と思っていました(笑)

平日なのに梅田の劇場はお客さんが沢山(ほぼ満席?)こんな大勢のお客さんがいる劇場で映画を見るのは私自身も本当に久し振り、やっぱ今日はレディースデーだから?(そういえば女性客が多いようなが気がしました)

上映時間まで時間があるので夕食を食べて、劇場へ。
映画は…もう本当にぐいぐいと本編に引き込まれるという作品でした。エンドロールのときに「やられたぁ〜(笑)」って思いました。
観ている私たちは一応主人公の状況を最初から見ているだけに、取調べや裁判シーンでの理不尽な言動や主人公を有罪に持ち込もうとする検察側や証人、被害者(痴漢にあったとされる女学生)の証言を聞いていて多分心の中で「うそつけぇ〜そんなこと言ってないやん!」とスクリーンに向かって突っ込みを入れていたんじゃないかな?

シリアスな映画なんだろうけどそこは周防監督、ユーモアやコミカルなシーンも盛り込まれているし(出演者も凄いよね)裁判シーンは確かに「なんじゃこれ?」と思う事も多々あってそりゃ、アメリカ人も笑うだろうなぁ〜こんな茶番劇みたいな裁判が現実に行われているなんて。

映画自体は確かに主人公が有罪(その後すぐ控訴というところで終わっている)となるんだけど、この裁判の中では被告もやはり被害者であって被害者は加害者でもある。裁判官も同じで結局本当の加害者自身は出てこないんですよね。
真実をどう立証するのか?あと数年後には私たちがこの茶番な法廷に参加して裁きを決めなければならないんですよね。
このような冤罪の罪をどう立証して行くのか本当に考えさせられる作品でもありましたね。

興味がある方はぜひご覧になって見て欲しいです。