パンズ・ラビリンス
- 出版社/メーカー: CKエンタテインメント
- 発売日: 2008/03/26
- メディア: DVD
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1944年のスペイン内戦で父を亡くしたオフェリア(イバナ・バケロ)。母は冷酷な独裁主義の大尉と再婚する。恐ろしい義父から逃れたいと願う彼女は、屋敷の近くで謎めいた迷宮を見つけ出し、足を踏み入れると、迷宮の守護神“パン”(ダグ・ジョーンズ)が現れる。パンは「あなたが探し続けていた魔法の王国のプリンセスに違いありません」と明かし、その真偽を確かめるため、オフェリアに3つの危険な試練を与える。オフェリアはなんの準備もないままに、その試練に立ち向かうことに…。
ダーク・ファンタジーってなんだか相容れないような感じかもしれませんが主人公のような境遇になれば誰しもそうなるかもしれないのかも?
とてもシュールであり、悲劇的なんだけど…
スペイン内戦中の大人の世界のブラックな現実と主人公の少女のファンタジーの部分が交差しながら、物語は進むんだけど結局は少女のファンタジーは現実ではないわけで、それが悲しくもあり、でも最後はどんなに悲惨な現実がそこにあったとしても少女のファンタジーはそんな悲劇以上に幸せな世界がそこに待っていたというのが救いかな?
ああいう大人社会の中で生きていくためにはファンタジーの力を借りなければ希望もなにもないのかもしれない。
現実のあまりの恐ろしさを耐えぬく方法はそれしかないのかもしれない。
でも、現実でもファンタジーのシーンでもかなり「うわぉ!ひやぁ〜(@_@;)」と思うシーンはありましたけどね。子供が見たら夜泣きしてしまうかも?