本当に頑張ったよね

ついにこの日が来てしまったと…。
毎年年賀状を出すたびに「今年は年賀状届くだろうか?」「今年も大丈夫かな?」と思いつつ彼女からの年賀状が届くたびに「ホッ。今年も何とか無事に生きていられたんだなぁ」と安心していたんだけど、今日帰るとポストに喪中のはがきが届いていた。今年の9月に彼女は永眠したらしい。

和子さん、私が膝の手術をして転院した病院で彼女と同室になった。その時既に彼女は癌の手術を受けて数年経っていたんだけどその後も癌が転移して丁度その時は足の手術をした後でやはり他の病院から私と同じ病院に入院をしていた。
彼女はお母さんで静かな感じなんだけどとても笑顔がステキで、とにかく明るい人だった。どうして入院しているのかも自分が癌だと言う事も話してくれたし(部屋の皆も当然知っていたし)入院中も抗がん剤の治療など受けていて抗がん剤の点滴でぐったりしている姿も皆見ていたけど私にしても他の人にしてもどうしてあげることもできなかったけど彼女はすんごく頑張っていた。

退院してから実際年賀状のやり取りだけだったけど毎年「和子さんどうしてるかなぁ〜」といつも心配していた。ある時の年賀状は「その後もまた抗がん剤の治療をしています」というのもあったり「今年も生きています」というのを見るたびに「今年も頑張って生きてね」と願っていたけど、本当に知り合ってから8年くらいになると思うけど良く頑張ったなぁ〜ってもう年賀状を出す事が出来なくなっちゃうけど、本当に本当に長い間痛かったりしただろうししんどかっただろうけど頑張ったなぁ〜って。寂しくなるけど一生懸命頑張ったし、私も和子さんと会えて本当に良かったよ。ありがとうね。