福祉ネットワーク「大人のアスペルガー」症候群

こんなところで仕事してます


NHK教育で放送されました。私も無事に録画しながら、番組を観ました。
今回は就労支援がメインで成人しているAS当事者の抱えている問題や障害によってどのように周囲との問題が起こるのかなどを結構しっかりと説明されていたと思います。


最初に会社生活での問題をイラストで説明してくれましたが、その部分では自分でも「うんうん」とうなずく部分ありで上手く表現出来てるとおもいました。
中でも「興味を持った物に対してとことんのめり込む」のイラストの机のミニカーなどを見ているとまるで私の仕事机そのものって感じで可笑しくなりました(私のコーピンググッズたち)。


あと、それいゆでダンボールで囲いを作って作業している女性がいましたが、私もあんなに完全に人の顔が見えないまでも、私の仕事の環境は他の人と距離があって、パテーションで囲われているのである意味隔離された空間ではあります。今の事務所に移るに当たって当時の上司にお願いしてそのような場所を確保してもらいました(当時はまだ自分がASとはわからなかったし、診断も受けてなかった時です)本当はその時に上司に「本当は倉庫で1人で仕事したいくらい」と言ったんだけどさすがに「それは、あかんなぁ」と言われてしまいましたが(爆)
写真が私の仕事の空間です。(写真のスペース全て私が使用しています)


気になった部分は、司会者と梅永先生との会話の中で
司会者「アスペルガー自閉症とどう違うのでしょう」
梅永先生「自閉症とよく似た傷害なんですが知能には全く問題がないんです…」
はぁ?自閉症と良く似たって一体どういうこと?何かこの表現おかしくない?


アスペの主な特徴の時の
「目と目が合わない、友達が作れない…」
むむむ〜(ーー;)確かに目が合わせられないときもあるけど安心できる相手の場合は結構目を合わせられる事もあるんだけどなぁ〜

あと、とどめは
司会者「それぞれでどの差の問題なんでしょうけど、思い当たるふしの人もいると思うんですが、これを障害と判断するにはどういう風に考えればいいでしょうか?」
梅永先生「大きなポイントは友人関係を作るのが困難…」
またですかぁ〜それは違うでしょう?職場内の人間関係に問題が出る事と友人が作れないとかは別問題でしょう?職場の人は皆友達にならなければならないの?なんだか言葉の表現が違う方向に行っているような気がしますが…。


私ASだけど、友人は作れますし、友人もいますし、でも職場やその他の場面での人間関係では色々大変な事はあります。チョット梅永先生トンチンカンなやり取りですよ。


でも、まぁ最後の必要な支援では、なかなか良い事も言ってくれていました。
特に私はジョブコーチについては納得できたしその部分では梅永先生有難うと思いました。今までも何か問題があるたびに自分で上司などに言わなければならなくて(まぁ、当然誰も言ってくれる人などいないので)本当に大変なんです。


まず、言うタイミングや、言い方などにしても自分ではかなり感情を抑える努力をしているんですけど実際来ている相手はどう感じているんでしょうね。


番組を通して思ったのは「わたしって、メチャ頑張ってるやん(仕事環境作りや職場の人の理解など)」と改めて感じました。(でもそれは単に恵まれているだけじゃなくて自分なりに努力した結果だと思うんですが…(汗))
でも、思っていたよりも短い時間で充実した内容だったと思います。


でも確かに1回だけというのは時間が短すぎましたねぇ〜。
機会があったら今後も作り続けて欲しいですね。今日出演した女性のその後も追跡して欲しいし…。


空音が番組を見た感想はhttp://blog.zaq.ne.jp/autisticmama/59/#trackback/
成人の場合、それぞれ置かれている立場によっても支援して欲しい内容って本当にさまざまなんですよね〜。