ミトコンドリアが原因か そううつ病、マウスで実験 

時事通信社で興味深い記事が紹介されていました

細胞内でエネルギーを生産する小器官ミトコンドリアの機能が脳内で異常になるよう遺伝子操作したマウスを生み出したところ、ヒトのそううつ病によく似た行動異常を示したと、理化学研究所と名古屋大の共同研究チームが18日、米科学誌モレキュラー・サイカイアトリーの電子版に発表した。

このマウスに、そううつ病患者に投与される炭酸リチウムを与えると症状が改善。逆効果とされる「三環系」と呼ばれる抗うつ薬を与えると、症状が悪化した。このため、初のそううつ病モデル動物として、発症メカニズム解明や新薬開発に役立つと期待される。 


遺伝子的な問題なのか、たとえばいろんな薬の副作用でそのような症状になっているのかなどわかれば今後の薬の処方や対処方法などが改善されると思うんだけど…。

どこまでが先天的(ここで言うところのミトコンドリアの機能障害)要因なのか、そうでないのかがわかれば、二次障害で躁鬱と診断される場合もそれに照らし合わせて原因がわかるのではないかと思うのだけれど…。