「アンネの日記」のクリの木、虫害で伐採へ

アンネハウスと栗の木

(読売新聞 - 11月18日 20:00)
 【アムステルダム=林路郎】「アンネの日記」で知られるユダヤ系ドイツ人のアンネ・フランクが、オランダのアムステルダムに潜伏中、屋根裏の小さな採光窓から毎日眺めたクリの木が、来年1月にも伐採されることになった。

 日記には、クリの木を毎朝見ていることが記され、1944年2月23日には「(屋根裏は)私の好きな場所で、青い空、枝に水滴が銀色に光る裸のクリの木、カモメやそのほかの鳥たちが風に乗って滑るのを見上げています」と書いている。

 クリの木は推定樹齢が150〜170年。4〜5階建ての近隣の団地よりも背が高い。だが、専門家が年に2度行う検査で、蛾などに食われて組織の4割以上が壊死していると判明。倒れる危険があるため、地主の許可を得てアムステルダム市当局が伐採することになった。

本当に残念な話です。
なんとか存続できる方法とかあれば良かったんだけど…。
アンネの生きた証が一つなくなると思うと寂しいです。
あるうちに行きたかったなぁ〜(涙)
伐採したあとそこはどうなるんだろう? と思ったらどうやら伐採される栗の木から採取した苗木を移植するそうなのでひとまずホッとしたのでした。