嬉しくもあり悲しくもある日

6月25日、嬉しい事は愛するチョンジフンが生まれた日、そして忘れらないもう1つの日、愛する祖国の音楽事情を憂いて希望を持って日本にやってきて本格的に活動をしようとおもっていた矢先の悲劇が起きた。

その悲劇の中生死をさまよう中に発売された悲しいシングル「遥かなる夢」が発売された日です。

初めてこの曲を聴いたのは当時夜に放送されていたテレビ朝日系の番組「驚きももの木20世紀」と言う番組が始まった時。

番組が終わってエンディングの曲が流れたその時!聞こえてきたのは日本語の曲ではなく広東語の曲だったんです。

もう、ただただ驚くだけで「えっ!広東語の曲が流れている・・・どうして?なんで?テロップが流れ「遥かなる夢 Beyond」という文字に釘付けになりましたと同時に一番嬉しかったのは日本のゴールデンタイムのエンディングで広東語の曲が流れたと言うこと。

この時、まだ「遥かなる夢」の日本語バージョンが出来ていなかったのかそれから暫く数回は広東語バージョンの「海闊天空」が流れたのでした。

これから本格的に日本で活動を開始すると言う意気込みとアルバム発売に向けてプロモーション活動をする本当に矢先の1993年6月24日に一生忘れる事が出来ない悲劇が起きてしまいました。

本当に、本当に素敵な曲を作ってくれて日本のファンたちもどれだけこれからの彼たちに活動を楽しみにしていたか知れません。

こんなに素敵な曲を作ってくれたのに、ファンの希望もそしてメンバーたちの未来も全て絶たれてしまいました。

家駒が亡くなって番組は続きました。こんなことがあってエンディング曲も変わってしまうかもしれないと思っていたけれど番組はその後もこの曲をエンディングとして使用してくれてその時どれだけ嬉しかったことか・・・。

そして更に3人で活躍する事になったBeyondの曲も引き続きエンディングで使用してくれて番組が終了するまでほぼBeyondの曲を使ってくれた事が本当に嬉しかったんです。

この曲自体本当にまるで家駒の思いのように感じます。
もっと多くに人たちに聴いて欲しい曲です。
Beyond〜遥かなる夢に(日本語バージョン)

 Beyond〜海闊天空(広東語バージョン)