夢銭ゲバ第3話「罠!美しい心が欲しいズラ」

毎朝、悪夢?(昔の辛い記憶)で涙を流しながら目を覚ます風太郎…。
三國家に住み込むことになって、お金の隠し場所が畳じゃなくなった風太郎。


茜ちゃんは風太郎と一緒に住んで嬉しいけれど、食事は別なのが不満なご様子。緑もこの時は風太郎に対して特別悪い印象は持ってないけれど、お父さんはまだ今一つ納得できてない様子。


「ただ、ひとつだけお願いがあります」
「お願い?」
「どんな要件だ?何かあると思っていたよ」
「今、僕は三國造船で派遣で仕事をさせてもらっています」
「で?」
「その仕事は続けさせてください」
「どうして?お給料だって失礼だけどもっとちゃんと…」
「いや、そういうことじゃないんです…好きなんです今の仕事」
「派遣の単純労働がか?」
「確かに、単純な仕事かもしれません、僕じゃなくてもいいし、誰でもいいのかもしれません、でも、休憩時間に船を見させていただいて…なんか感動して、カッコいいなって、ほんの一部分かもしれませんが、その一部にかかわれているのかなって…だから気に入っているんです、工場での仕事」
「そう」
「いいでしょうか?」
「んー」
「お父さん」
「わかったよ」
「よろしくお願いします


いきなり、家に居座るんじゃなくて、家族の信頼と信用(特に社長と緑に対して)をさせるために敢えて工場での仕事を続けるようです(まぁ、仕事に行けば茜の顔を見なくて済むしというのもあるんだろうね)とりあえず今のところ風太郎の計画は順調に進んでおりますが…家政婦だけは風太郎に対して疑心を持っていますが、言うのか?とおもったけど…


会社では派遣労働者達が不当解雇に関してのビラなどを配っていますが風太郎はそんなビラを受け取ろうとしない、ビラを配っている1人が風太郎に駆け寄ってきました(今回のゲストはLCW
で共演した僕蔵さんですね〜松友さん達には嬉しいサプライズ出演、僕蔵さんのことだから、また出番待ちの時、ひっそりと松ケンの姿に見とれていたんじゃないかい?)

「ちょっと!同じ仲間だろ?どうして受け取ってくれないんだ?(ビラを)俺達は死ねと言われているのと同じなんだぞ、それでもいいのか?俺なんかこのままだと、本当に死ぬしかない」
「だから?」
「だからいいと思うのか!?今の格差社会をさ!」
格差社会ですか?」
「…何がおかしいんだよ」
「格差なんて、ずっとずっと昔からありましたよ、なかったことなんてないですよ、無くなりませんよ絶対に…貧乏人は必要なんですよ」
「…お前、ふざけんなよ」
「貧乏人がいなきゃ、お金持ちが困るでしょ?貧乏人は必要なんですよ…お金持ちのためにね」


聞きたくないセリフだけど、ある意味事実でもあるんですよね悲しいけれど、世の中賢い人間ばかりでは社会が成り立たないのと同じで…


以前から風太郎に対して不信感を抱く白川君がそんな様子を見て、緑に忠告をしますね。風太郎を信じるなと…確かに白川君の言っていることも正しいんだけれど…。でも茜ちゃんみたいな子を好きになる理由が絶対金目的というのも本当に優越感を持つ人間の言葉で、何か目的がないと障害を持つ人間を好きになるなんてありえないみたいなのが、これもある意味差別的だけれど、今の社会の現実の一部でもあると思う。(といっても全ての人がそういう人に対して偏見を持っているわけでもないし事はご理解してください)


「勿論、貧しい人の中にはいろんな人がいる、別に貧しいからって心が荒んでるとは限らない…いや、むしろ、何も持たない人こそ、心が美しいのかもしれない…そう思うんだろ?」
「うん…思う」
「それは奇麗事だよ緑、絶対やめた方がいい…少なくても彼はそんな美しい人間じゃない…」


白川君に自分が思う優しさを否定されて、緑も少し風太郎に対して猜疑心が…。


荻野刑事と菅田刑事、荻野刑事が完全に他の仕事ほっぽり出して風太郎を追いかけているので菅田刑事は上司から怒られてしまう始末…


課長に電話で怒られて荻野にいい加減にしろと言われていると文句を言うと
「言ってやれ、事件は会議室で起こってるんじゃないとかさ…」
これ受けますよね〜って使っていいのか?(汗)


風太郎を尾行する荻野と菅田…


緊迫したムードに…悪魔の健蔵が風太郎を捕まえます。
そして金をせびる、全くあくびれることもなく…
執拗にお金をむしり取ろうとする健蔵の首をつかむ風太郎…本気で首を絞める風太郎、それを見る刑事2人。


苦しむ風太郎の表情…殺したくても殺せない…拾った1円を健蔵に投げ渡し「銭ズラ」と言い立ち去る。悔しい気持ちの風太郎が子供の頃のように泣きじゃくる姿が悲しいです。


しかし全く懲りない健蔵…
刑事が健蔵に話しかける…


三國家に戻る風太郎…しかし、今度は白川君が待ち受けている。


風太郎の考えをずばりと言われ内心穏やかではない風太郎…


茜ちゃんの気を引くためにあれこれ思ってもない行動をする風太郎。
優しく接する風太郎だが…


「ずっと一緒にいてくれるよね…風太郎さん」
「…それはどうかなぁ…」
「どうして?」
「俺は得体のしれない貧乏人だし…うーん、無理があるのかもしれない、いくら愛し合っていてもね…多分、ずっと一緒にはいられないよ」
「そんなこと言わないで!」
「茜はさぁ、きっとふさわしい人と結ばれるんだよ、ふさわしい人とね」
風太郎さんだけだもん、あたしのこと愛してくれるのは、風太郎さんだけだもん…あたし、風太郎さんと結婚したい…したいの」


おっと、風太郎の目つきが変わりました(その言葉待っていたぞとばかりに)


「結婚しよう茜…結婚したいよお前と…この家の一員に早くしておくれよ、お前の役目もそれまでだからさ…頼むよ茜…あとひと頑張りだ、このまんまじゃ、やばいんだよ…急いで頼むズラ」


って、そんな甘い表情と声でどうしてそんなひどいことを平気で言えるんだよ風太郎!その後の舌を出してお茶目な表情をしたら茜ちゃんじゃなくてもイチコロだよ風太郎[m:246]本当に恐ろしいやつだよ悪魔!(でも、憎めないんだよね風太郎[m:57])


このドラマの特徴?であえてナレーションとかではなく、耳をふさいで聞こえないという設定など、自分の思っていることを口に出して言うようにしているようです。(原作などではあくまでも頭の中で風太郎が考えている言葉をドラマでは、セリフとして言うようにしてるようです)だから、このドラマよく見ると、全く状況などの説明のナレーションなどはありません。基本的に考えていることなども全てそれぞれのキャラクターが口に出して言っていたり回想などでひょうげんしてるようです。見てる視聴者にそれぞれの人物たちが何を考えているのかなどを考えさせることもあるのだろう多分…。


茜ちゃんに安心させておいて、その次は疑われてると思われる緑の所に行く風太郎…。


緑に白川君に会った話などを伝える風太郎。どんな関係なのか、自分が疑われていることを伝えて様子を見る風太郎…。


「で、どうしますか?僕は緑さんの言う通りにします。無かった事にしてくれと言われたら、それでかまいません、別に傷ついたりもしませんから…僕は、信じてくださいと言うことしかできません…じゃあ、おやすみなさい」


緑に対してまたも自分を卑下しながらも高圧的な態度になる風太郎。そんな風太郎の言葉に心を少しチクチクさせられる緑…。(飴と鞭みたいなもんですかね)再びの船上パーティのお誘いに何かを考える風太郎の目が怖いですね。


荻野と菅田は健蔵に風太郎のことを色々聞き出すが、自分の妻が死んだことも知らず、荻野の弟のことも侮辱される呆れるだけ…。


「死んじゃいましたか…可哀想に…可哀想な女だねぇ…(笑)そりゃ怒るわな、風太郎ちゃんは…で、やったのか?風太郎…やったなお前」


一体何を考えているんだ健蔵父ちゃんは…


ロッカーにお金を入れる風太郎…そして船上パーティ再び、白川君に嫌みを言われるけれど…


僕蔵さんが緑にナイフを向ける、そしてそれを止める風太郎…足にナイフが刺さった。しかし、それは風太郎があらかじめ仕掛けた罠で逃げる僕蔵!しかしそれを追っかける白川君…途中で見失うが…


怪我をした風太郎に疑心暗鬼になっていた緑は完全に風太郎を信用してしまった(痛い思いをした甲斐があったか風太郎、お金は少し減ったけど)でも、2人のそんな姿を見た茜ちゃんは少し心配なご様子…。


伊豆屋の前を歩いていると、またまた捕まってしまう風太郎(後ろからあんなことしたら下手したら撲殺されちゃうよ〜)


ドラマの中で、一見ホンワカしたシーンなんだけど、やはり気になるのは1話から話が出てくる家出している由香の兄ちゃんの存在…。
風太郎に似ているということは…ひょっとこして、ひょっとこすると原作の「藤村俊次郎」か…?それともこのまま伊豆屋はブレイクタイムのままなのか…これは次週以降のお楽しみだね。


ドラマの中で少しずつ幼少期の風太郎の事が回想されて色んな事が分かってきます。


三國家の玄関にまたしても白川君が待っていました。公園に移動して話をする白川君と風太郎。


「命懸けだね、君も」
「なんのことですか?」
「金で雇ったんだろう?あの男…コインロッカーの金で…心配しなくていいよ、警察には言ってない、あまり名誉なことじゃないしね三國家にとっても、消えてくれればいいよこのまま…俺は仲間を守りたいだけだから、君がどうなろうと興味もないし、どうでもいいんだ…だからこのままどっかに消えろ、で、二度と近づくな…まぁ、君も苦労をしてきて大変だったと思うし、それは同情するしね…だからやめなよこんなこと、君は君の世界で生きればいいじゃないか」
「…なんでなんですかね。なんでこの世界じゃ…皆が幸福にはなれないんですかね…僕の母は、貧しくて死んだんですよ、お金がなくて病院にも行けなくってね。その時、僕思ったんです…どうせこのまま生きていても、幸福になれないだったら、母がいる天国に行くために、ぼくも死のうって。でもね、悔しかったんですよ、なんだかこのまま死ぬのが、めちゃくちゃ悔しかったんですよ…で、僕は闘う事にしたんです、母が金に負けたんなら、僕は金に勝ってやる…お金と闘って勝ってやるってね…だから、白川さん、僕は金のためなら何でもするんです…何でもね…それが僕の闘いなんですよ」
「なんだそれ…」
「ホント、何だそれって感じですよね、でも、止められないんです。もう、いまさら止めるわけにはいかないんです、もう2人殺してるんですよ、僕は…本当に、ごめんなさい…」


ということで白川君は殺されちゃいました(どういう殺され方したのかはわかりませんが…言及しないでおきましょう、これも死ぬ運命だった訳で…)一応殺す前に白川君君を殺すことに対してごめんねと誤っていたりする風太郎(このごめんは過去のことに対しての謝罪の意味ではないと思います。あくまでも今から殺す白川君に対してごめんね殺しちゃうねと言う意味だと私は思っています)


明日痛いのに重いスーツケースを持って帰ってくる風太郎(まぁ、杖の使い方が気になるがそれも言及しないでおきましょう)茜ちゃんは風太郎の言葉を何でも信じちゃうから…


寝静まった屋敷の庭の一角で穴を掘って白川君を埋めちゃう風太郎…穴を掘って埋めると言えば思い出すのが「ユメ十夜」の庄太郎ですが、これは風太郎…。


「天国へ行けるんじゃないですか?あんた、悪いことしてないでしょ?する必要ないもんね…でもさ、地獄があるから天国があるんだよね、貧乏人がいるもんで、金持ちがいるみたいにね…俺は、金のためなら…何でもするズラ」


そして、シャワータイム!別に好きで人を殺しているわけではないけれど、自分の目的(お金に復讐するためには)のために邪魔をする人間を排除しなければならない風太郎。シャワーを浴びながら表情はとても苦しんでいます。石鹸で身体の汚れが奇麗になるように多分、自分の汚れた心も奇麗になればいいのにと思っているんじゃないかな?この時の裸にしても厭らしくないし、いい表情をしているなぁと思って見ておりますが…(変な意味ではなく、別にキスシーンにしても裸のシーンにしてもあくまでも風太郎として見てるのでキャー、とかそういうの全くありませんのであしからず)


泥のついた皮ジャンを見つける家政婦…こういうシーンも、シャワーを浴びている風太郎もやはり一切のナレーションは入りません。とにかく必死に体の汚れを洗う風太郎…。


翌朝…またも悪夢?で泣きながら目が覚める風太郎。
朝食が三國家と一緒にとることになったようで、茜は嬉しそう…
風太郎も、少しホッとしている様子。


朝食の会話は近々、茜の誕生日があるようでプレゼントで何が欲しいかと言われついに茜ちゃんが風太郎さんと結婚させてください」と。
皆びっくり!風太郎は「やった!」と思いつつも…


「茜ちゃん…それは無理だよ…」


むぉお!今週はこんな終わり方かよ。しかし気になる家政婦の動向…来週の予告で穴掘り返してるのはひょっとこして家政婦が?でも、むげに家政婦を殺したら風太郎が怪しまれるし、でもかなりいろんな風太郎を見ているし、家政婦の運命が気になる(笑)


掘り返された穴の中には…原作だとああなるけど、ドラマではどういう展開になるのか注目ですな…。


1週間長いっす(ーー;)