「やせ形で糖尿病」リスク遺伝子発見…東大

 太っていない人が糖尿病を発症しやすくなる遺伝子変異を、徳永勝士・東京大教授らのグループが発見した。


 患者と健康な人あわせて計3268人の遺伝子を分析した結果、この変異を持つ人は変異のない人に比べ、糖尿病になる危険性が1・75倍に上昇。特に肥満でない人に限ると、危険性が2・51倍に跳ね上がっていた。糖尿病につながる遺伝子は数多く見つかっているが、非肥満型のリスク遺伝子は初めて。米人類遺伝学会誌に8日、発表する。


 この遺伝子はKCNJ15と呼ばれ、膵臓(すいぞう)の細胞でインスリンの分泌を抑えるたんぱく質を作り出す。インスリンの分泌が減ると、筋肉や脂肪の細胞が血液中の糖分を取り込まなくなるので、太りにくい反面、糖尿病になりやすくなる。新たに見つかった変異は、この遺伝子の働きを過剰に高めるため、インスリンが不足し、やせ形で発症する危険を高めるとみられている。


 欧州の糖尿病患者には肥満が多いのに対して、日本を含むアジア各国では、肥満でない人の発症が多い。

まぁ、だからどうなんだということなんだけどこちらの話も…
でも世間的に糖尿病=生活習慣病、贅沢病とか、糖尿病=肥満の人がなるというイメージが強いことも確かだよね。

太っているから危ないというイメージが強いけどやせ出した方が怖いんだよね本当は。(そりゃ以上に太るのは論外だけど)そういうことに関して言うと痩せていても糖尿病になりやすいんだということがわかったことはいいことだよね。

実際に糖尿病の人たちにとっても変な誤解が少しずつ無くなってくるんだから、あとはそれをどうしていくのかなんだよね〜。